「予防歯科」という概念が日本でも定着し、幼少期からの口腔管理は常識となりつつあります。
歯が1本でも生えてきたら歯医者さんデビューOK。
「歯がなかなか生えてこない」、「歯の生え替わりが遅い気がする」、「歯並びが良くないかも」など、
お子さんのお口に関する悩みは多くあります。
そんな時には吹上みなみ歯科にお気軽にご相談ください。
フッ素は自然界に存在する元素で、用法、容量を守って使用すれば歯を強くする効果があります。フッ素入り歯磨き粉を日常的に使用することでエナメル質の「ハイドロキシアパタイト【Ca10(PO4)6(OH)2】」結晶が「フルオロアパタイト【Ca10(PO4)6F2】」に変化し酸に強くなります。吹上みなみ歯科では無料でフッ素塗布を行なっており、年齢に応じた適切な使用方法などを歯科衛生士がご提案します。
4学会合同*のフッ化物配合歯研磨剤の推奨される利用方法(2023年1月)より引用改変
*日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会
乳歯は左右上下5本ずつ、永久歯は左右上下7本ずつ(親知らずは除く)あります。つまり、上下左右2本ずつ、いわゆる6歳臼歯と12歳臼歯と呼ばれる8本の歯は永久歯しかありません。6歳臼歯、12歳臼歯は一生使う大事な歯にもかかわらず、しっかり生え切るまで歯質が弱い、手前の歯に比べて背が低くケアしづらい、という理由からむし歯になりやすい歯です。定期的な検診とシーラントなどの予防処置で早期にしっかり管理していく必要があります。
シーラントは細菌の温床になりやすい6歳臼歯、12歳臼歯の溝に樹脂を流し込んでカバーし、プラークの停滞を防ぐ予防処置です。非常に効果の高い方法ですが、唾液や水分が混入するとうまく接着せず、効果が薄くなりますので、お子さんの様子を歯科衛生士が見極めながら、お勧めしています。
生えたばかりの歯の溝は深く食べかすが溜まりやすくなっています。
シーラントでこの溝を埋めてあげます。
溝にばい菌が入りにくく、歯磨きもしやすくなります。